Lyric

不確かな未来だと誰もが

暗黙の了解を背負い込んで

それでもなぜだか

星ほどの光を希望と勘違いする

誰もがハッピーエンドとは限らなくて

賢しくも悲しい答えを知って

それでもどうしてこの先が

バッドエンドと信じて歩けようか

期待外れの未来でも

理想に打ちのめされても

悪いことばかりじゃないかもね

挫けた先のその手とか

「バカね」って頬を撫でる声

黙って傍にいるあなたとか

一人きりで歩けなくなったのは

宝物が増えた証

間違っちゃいないよ

未来を憂いても

誰もが熟れた果実は齧れない

それでもどうして

嘆きながらも人は手を伸ばす

夢とは心を食い荒らす怪物に

よく似た愛しい恋人のよう

身を焦がしながらそれでも抱きしめ

生きるのは残酷ね

期待ばかりを詰め込んで

重さで歩みを止めるよりも

ガラクタ混じりの方がいいかもね

どうでもいいやと投げ捨てて

軽い足取りで進む方が

案外うまくいくのかもね

誰もがその先を知らないから

正しさなんてものはありはしないよ

空回りばかりでバッドエンドと

勘違いすることこそが

バッドエンドです

弾けた心のゆくままに

向かった先には無数の手

知ってるでしょう

この手を この温もりを

期待外れの未来でも

理想に打ちのめされても

悪いことばかりじゃないかもね

挫けた先のその手とか

「バカね」って頬を撫でる声

黙って傍にいるあなたとか

一人きりで歩けなくなったのは

宝物が増えた証

間違っちゃいないよ