Lyric

地鎮祭であの娘は誰かにこう言った

「電光石火 満天の空 哀しき黄金色」

故なんぞ 故なんぞ 誰も求めない

明日は風まかせ 誰が知る？

東大門の物陰 彼女はこう言った

「天空蒼蒼 満天の空 悲しき萌黄色」

故なんぞ 故なんぞ 誰も求めない

明日は風まかせ

吹き荒れる雲はあの月の彼方

一層たをやかに舞え 雅やかな宴はふけて

ただ手を伸ばした 白月の向こうへ

引き寄せられて そう、わらしべ

花柳彩々やっていこうや

光粒ぎょうさん立ち並べ

手を伸ばし、歌い、舞い踊る

不肖、遊興俗界の花と散れ

地鎮祭であの娘は誰かにこう言った

「天空蒼蒼 満天の空 哀しき黄金色」

故なんぞ 故なんぞ 誰も求めない

明日は風まかせ

吹き荒れる雲はあの月の彼方

一層軽やかに舞え 篳篥や鼓に合わせて

ただ手を伸ばした 白月を向こうへ

引き寄せられて そう、わらしべ

花柳彩々やっていこうや

光粒ぎょうさん立ち並べ

手を伸ばし、歌い、舞い踊る

不肖、遊興俗界の花と散れ

夜の富士には月が良く似合う

いとも簡単に人は世を呪うが

手にしたものから全てを失い

画に描いたような… 画に描いたような…

捨て余生

げに奇怪な世の中え 人や世はまろび

げに奇怪な世の中え 焚き染められて そう、わらしべ

花柳彩々やっていこうや

光粒ぎょうさん立ち並べ

手を伸ばし、歌い、舞い踊る

不肖、遊興俗界の…

花柳彩々やっていこうや

光粒ぎょうさん立ち並べ

手を伸ばして 手を伸ばして

嗚呼、花柳彩々