Lyric

あなたが泣きながら産まれた時に

どれだけの大人が

酷く涙を流して喜んだでしょう

あの夏の日に

馬鹿げた話ばかりして

『夏と共に消えたくて忘れられたくて』

白き顔に咲きほころぶ笑み

こゝろもと夏かしく

暗いあぜ道を照らす涙は

揺れる揺れる月かな

♪、、、

うら寂しく流る季節の移ろいに酷くぶたれて

ついてこれなかった

あの花火が

咲く頃に"夏"が終わる

笑顔の中にわずかな心

騙しては啜り泣く

戻れない夏が増えてくけれど

それはそれで美しく

あの夏にしか起きない

恥じらい捨てて

見たことない表情で

ただ、君を探すよ

青々と砕く夏の雨に

打ちひしがれても

木々の葉をかき分けて

ただ、君を探すよ

普通じゃないことが起きたとて

視界はあなただけ

夏に雪が降り冬に夕立

それすら興味ないよ

あまりにも美しき花火が

咲いてあなたを照らす

泣きながら産まれてきたんだから

最後くらいは笑顔でね

いつまでも笑顔でね