歌詞

春風を食べてあなたを追いかけ

行き着く先はいつも不透明

見上げれば風に吹かれ泳ぎ続ける綿菓子

今いる場所を忘れてしまいそう

思い出した夏の人、あなたを真似た鼻歌

望むのなら空も飛べるはず

春風を食べてあなたを追いかけ

行き着く先はいつも不透明

心はタイヤで呼吸さえ忘れるけれど

どこまでも　どこまでも行くよ

ラララララ

水平線の彼方　運ばれていくあなた

星屑の坂を飛び越えて

胸を焦がしながら朝日を待つ姿

我を忘れたまま走れ、走れ、走れ…

履き慣れた靴を隠すこんな世界のベランダから

身を乗り出したあの日

虹の手前の曇り空、頬を濡らしたあなたは

口を噤み秋の風になる

憧れた街は憧れのままで

目を向けることさえもままならず

真夏の空には旅立つ花びらを植えて

いつまでも、いつまでも歌う

ラララララ

放物線を描いた流れ星眺めて

溢れ出す悲しみを憂いた

あなたが見た空は明け方に見えるか

我を忘れたまま走れ、走れ、

夢で会えるならば僕を寝かし付けて

朝に染まる街を抜け出して…