ミズキの栞のジャケット写真

歌詞

群青と泡沫

ゆづりぱ

夕立蒸し明けた夏の日のこと

清澄の玉のように輝く

ただ一つあなたが残した跡

手製のおまもりが今日も見ている

あの夜が 本当の二人の最後の交わりだと

まだ知らなかった

そう ゆらゆらり 浮かんではすぐに消えていく

あなたの声は美しい

夜の中 手をひいてくれた音だ

忘れたくないものばかり 連れて行く

群青の空に弾ける絵の具

浴衣に泳ぐ金魚も色づく

通りゃんせ 通りゃんせ 遠くへ行くから通らんぜ

嘲笑うように獅子も見ている

この道を歩いていくそんな小さな背中をまだ

ずっと追っていたかった

また明日と分かれ道に笑う声は

次があると信じていた

もうあなたは人で無くただの合成音

火薬の匂いが鼻元を泳ぐ

あの夜を憶えている その度心焦がされていく

泡沫の夜に

そう ゆらゆらり 届かずに浮いた言葉が

喉の奥に絡みついて

夜の中 手をひいてくれたあなたが

立ち止まる影を 今日も連れて行く

  • 作詞

    ゆづりぱ

  • 作曲

    ゆづりぱ

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