Lyric

始まりはいつかの雨の日で

改札を抜けた先に

俯く君がいた

同じスニーカーを履いて

左肩を濡らしながら

帰った無言の河川敷

イヤホンから流れてきた

LとRを分け合って

ラブソング聞いた

それが正しいかはわからないけど

繋いだその手を離さないで

いじっぱりな私からのお願いだよ

一度しか言わないんだから

ちゃんとちゃんと聞いていてよ

楽しいだけじゃない思い出を

ポケットの中にしまっておくよ

二度と出さないから

ほんの少しだけでも

落とした時間の分だけ

込み上げてくる言葉達が

溢れて声にならない

いや本当なら伝えたかった

愛してるも好きなとこも

大嫌いな私になった馬鹿

もどれないけど

紡いだ言葉の中にあった

君の大好きも嫌いも全部

もう二度と聞けないんだから

ちゃんとちゃんと言ってみてよ

悲しいだけじゃない思い出は

ポケットの中にしまってあるよ

口に出さないから

ほんの少しだけだよ

抱きしめあったあの夜も

二人笑い転げたあの日々も

気づいた時には

いつも私は歩道側歩いて

繋いだその手を離さないで

いじっぱりな私からのお願いだよ

一度しか言わないんだから

ちゃんとちゃんと聞いていてよ

楽しいだけじゃない思い出を

ポケットの中にしまっておくよ

二度と出さないから

ほんの少しだけでも