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赤い土はまだ少し冷えている
トマトの根は土の奥で、
静かに息をしている。
上弦の月になると
若葉は光を吸い込み、
風の指先に触れられて
ゆらり、ゆらりと揺れる。
満月の宵。
赤く色づいた実は、
血のように張りつめ、
水の気配が皮の内側で
はちきれそうに鳴っている。
下弦のころ。
はさみの音が
ぱちり、ぱちりと響く。
いらない枝を落としながら、
月もまた細くなっていく。
旧暦の巡りのなかで、
畑は祈りの円を描く。
赤い実をひとつ、
手のひらにのせて、
「今日は甘いだろうか」とつぶやく。
空に浮かぶ月と、
地上に実る“もう一つの月”(トマト)。
ふたつは互いに照らしあい、
夜が明ければまた、
種の夢が始まる。
生き抜く事が近頃の課題である。ある意味ではたわいの無い生活がとても重要なのでわないだろうか?朝起きて生きている事の実感だけが、重要な事だと思う。我々アーティストが、この混沌化した時代を生き抜く為の生活感の重要性を傍に感じられる音楽を常にアプローチしていかなければならないと思う事この上無い。生きて地球上の人間達が会う事が近頃の課題である クリエイター使用料については、配信から一年。