海に書いたピリオドのジャケット写真

歌詞

北限エモーション

カツラベ

海への憧れ 幼い頃からずっと

遠く届く潮風 行先の道標

太陽揺らす水面 それはスポットライト

心の声に呼ばれるように 何度も何度も歩いた

景色は一瞬 一目見りゃ腐っていく

知らないものを知りたいのに 知ってるものが増えていく

あの頃に見た あの頃に知った

高揚感 いま確かに思い出した

心にはまだ 僅かにさ 隙間

それが嬉しかった ただ嬉しかった

でも気付いたんだよ

旅への憧れ 僕はバイクを買った

風を切ってただ進め 自由は幾らになりますか

記憶の現像 僕はカメラを買った

目の前の色も形も全てを手に入れたかった

なのに景色は有限 目にすれば消えていく

彼処となんか似てるな、とか

もうそんなことばかりさ

見上げれば空 広すぎた空

一日の短さをいま思い出した

またひとつ埋まった 残された隙間

だから寂しかった ただ寂しかった

心の奥のコレクション 全部、全部返すよ

だけどそんなことはできなくて

そう考える今すら 全部過去に 僕のものになっていく

忘れてゼロになれ 何も無くなれ

もう一度「旅」に出たいと叫んでいる

あの頃に見た あの頃に知った

高揚感 いま確かに思い出した

心にはまだ 僅かにさ 隙間

それが嬉しかった ただ嬉しかった

気付いたんだ、いま 気付いたんだ、いま

心の飽和状態を これで最後か

過ぎ去った時間 戻らない時間

今日、僕の「旅人」が死んでしまうこと

気付いたんだよ

気付いたんだよ

  • 作詞

    カツラベ

  • 作曲

    カツラベ

海に書いたピリオドのジャケット写真

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「文通」から始まった”君”と”僕”の物語を締めるアルバム。
報われない感情を物語の形として昇華させた渾身の作品。

アーティスト情報

Katsurabe

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