海に書いたピリオドのジャケット写真

歌詞

シトラス

カツラベ

夏の日を言い訳に君に届けたものは

受け取ってもらえるための理由が付くものにした

世間一般から見れば ありきたりなことなのかな

段ボール箱の中には 見えない勇気が詰まっていた

目に映すことのできない 君の日々に

繋がれる何かが欲しいと考えていた

僕にとってはもうありふれた日常の中の物が

君の元に届いた途端に色付いていたのかな

それだけで思い出と呼ぶには足りないだろうけれど

僅かでいいから 終わる季節の彩りになっていてほしい

翌月に届いたのは君からのお返しもの

夏のどんなあれこれよりも輝いて見えた

でも僕の箱に有ったのに そこに無かったのは言葉

喜びの傍らに その意味も考えてしまう

届いた果実に心をなぞらえるならば

僅かな甘みと確かに酸っぱい風味だ

君にとってはただありふれた出来事かもしれないが

僕にとっては些細なことが特別に思えたよ

朝の空気はもう秋めいて 切なさが過ぎったよ

少しでも夏の感傷に浸っていてほしいなんて願ってる

空に浮かぶ雲が変わった 外で鳴く虫の声も

この手元の果実の見え方も

嗚呼、こうして夏が過ぎていくんだね

僕にとってはもうありふれた日常の中の物が

君の元に届いた途端に色づいていたのかな

それだけで思い出と呼ぶには足りないだろうけれど

僅かでいいから 終わる季節の彩りになっていてほしい

僕にとっての大切な夏 シトラスの香りに残ってる

  • 作詞

    カツラベ

  • 作曲

    カツラベ

海に書いたピリオドのジャケット写真

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「文通」から始まった”君”と”僕”の物語を締めるアルバム。
報われない感情を物語の形として昇華させた渾身の作品。

アーティスト情報

Katsurabe

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