夜空に溶けるのジャケット写真

歌詞

夜空に溶ける

ヒバナ

遥か遠く空で光った まるで呼吸始めたみたいに

夜空を舞うクジラが星をかじる

静まり返った世界で からっぽになった君が溶けた

星屑を かすめとった

突然眼の前が暗くなって もう色なんてなかったように

あの日の忘れ物は 未だガラスの向こう側

何回夜をくぐってみても 僕だけ明日が来なかった

中に浮かぶ光に手を伸ばして 触れることもできず夜空に溶ける

どうせすべて消え去ってしまうなら あなたと共に消えたかった

深く突き刺さり 頬を濡らす雨が降る

もしも神様がいたのなら 振り上げた拳をしまい

ただ僕は すべてを差し出したいだけ

君が小さくうなずいた日 言葉にしておけばよかった

淡い光からこぼれ落ちる影

心に大きく空いた穴に 引きずり込まれるように落ちて

どこまででもただもがいて 沈んでいくだけ

もしあの星が降った夜に 君が好きだと叫んだら

世界を作り変えて 今を消し去って

そのポケットに隠し持った 弱く儚い君の影は小さく

光の中に消えていく

喉に詰まったまま 吐き出すこともできず

痛みを大事に抱え続けてる

君を笑わせたり怒らせたり

手をつなぐことは当たり前になって

そんな未来がすぐそこにあったのかな

この先のずっと何度だって 君を好きだと叫びたかった

胸を締め付け頬を伝う雨が降る

モノクロに染まった世界で 記憶の中で蘇る君だけは

色褪せない花であって

  • 作詞

    ゆざめ

  • 作曲

    ゆざめ

夜空に溶けるのジャケット写真

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