Lyric

静かな風が街を撫でて

灯りがそっと瞬きだす

誰も急がないこの時間に

胸の奥まで温度が広がる

ふと立ち止まって

今日という日のやさしさを思う

重ねてきた日々の中で

ありがとうが増えていく

穏やかなクリスマスイブ

君の笑顔が雪のように降りて

心に静かに積もってく

落ち着いたその声が

未来へ続く道を照らすから

今夜はそっと寄り添って

前を向いて歩いていける

ショーウィンドウの反射に揺れる

キャンドルライトのやわらかな影

ほんの少し照れくさくなるけど

“君に出会えて良かった”と思える

丁寧に交わす言葉の中で

気持ちがゆっくりほどけていく

派手じゃなくていい

静かな幸せがいちばんいい

優しいクリスマスイブ

手を伸ばせば触れられる距離に

そっと灯るあたたかさがある

礼儀正しく交わした

小さな約束さえ響いて

まるで星の願いごとのように

この夜を明日へ運んでいく

もし涙の夜が来ても

今日の静けさを思い出そう

雪の音が聞こえるほど

心はまだ大丈夫だと教えてくれる

穏やかなクリスマスイブ

君と並んで歩くだけで

世界が少し優しくなる

落ち着いた呼吸のまま

明日の扉を開けに行こう

この夜が続いてなくても

心はずっと寄り添っていける

降り積もる静けさの中

君の名前をそっと呼ぶ

変わらない願いを胸に

また来年もこの夜に会いたい