

蕾の膨らんだ影の下で
変わらぬ空見上げてた午後3時
気怠くしわの寄った白いシャツも
全て煌めいてた青い春
冴えない毎日 色付けてたのは
少し大きな手と その笑い声でした
何気なく開いた卒業アルバムに
その姿を探してしまうのです
花一匁 今でもふっとひとひら思い出す
その髪も声も残ったままで
春一番に愛おしくなって 温もり駆け巡る
貴方がずっとずっと好きでした
終わらないで まだ醒めないで 置いてかないで 言い聞かせて
夢のようで 少し切なくて でも甘くて 思い馳せて
春風運ぶ香り 浮かんでくる
初めて輝いていた桜の木
今頃貴方の花を掌で
大事に守り続けているのでしょう
ふと口遊んでる流行りのあのバンド
貴方が聴くから私も聴いていた
ずっと奥にしまって置いてきたはずなのに
その姿が目に浮かぶのです
花一匁 隠した想いが今でも蘇る
あの日の笑顔に恋焦がれて
春一番の花の匂いが想いを呼び起こす
初めからずっとずっと好きでした
色褪せないで まだ消えないで 思い耽って 握りしめて
桜が散って 風に任せて この広い空の下
元気でいますか? 覚えていますか あの木の下で笑ったこと
この先もっと 貴方がきっと 明るくずっと 笑えていますように
- 作詞者
向井柚貴
- 作曲者
向井柚貴
- ミキシングエンジニア
MIDy
- ギター
向井柚貴
- ボーカル
向井柚貴

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花一匁
向井柚貴
アーティスト情報
向井柚貴
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