空鯨 (feat. 音街ウナ)のジャケット写真

歌詞

空鯨 (feat. 音街ウナ)

蒼二才

青に浮かんだ 大きな鯨は

熱に浮かされ惑う私に

憐みの目を向けるだろうか

茹だる日々に人を拒む海岸線

嫌気が差した 不意に

駆け込む茶信号や気怠げな花

自分を取り巻く全てに

意味も無く噛み付いた

何処か遠くへ 行きたいと願う

午前8時 夏の色が目を灼いた

青に浮かぶ鯨は町を見下ろして

恰も何かを

知っているかの様に泣いた

私はその涙の理由を知りたくて

叫ぶ でもこの声は届かないの

誰にも

煩わしい蝉の声が

朝を告げる 思考を止めて

誰かが説いていた

言葉の背を追いかけては

足踏み鳴らす

波の音は雲に溶けていった

青に浮かぶ鯨は町を見下ろして

恰も何かを

知っているかの様に泣いた

私はその涙がどこか懐かしくて

叫ぶ でもこの声は届かないの

諦めた数と同じ傷の痕

撫でた手に近い温度が

昔に目を伏せて捨てた「私」で

煙る

青に浮かぶ鯨は町を見下ろして

恰も何かを

知っているかの様に泣いた

私はその涙の理由を知りたいの

叫ぶ 届かなくても

青に浮かぶ鯨は私に目を合わせ

恰も何もかも

包み込むかの様に笑んだ

私はその意味が分かった

そんな気がして

叫ぶ どこまでも伸びていけ

この先に待つあなたまで贈る

祈り

茹だる日々に人を拒む海岸線

悪くない気がした

  • 作詞

    蒼二才

  • 作曲

    蒼二才

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