歌詞

得宗の影が　喉元すべり落ち

御家人たちは　声さえ奪われた

恩賞は消えて　土地はからからで

北条の影が　光を閉ざした

元寇の傷は　まだ疼きながら

永仁の徳政　夢見た蜃気楼

商人の背が　背けば凍えてく

暮らしの底で　心も凍るの

悪党のステップ　夜を切り裂くよう

「この国の柱は　もう空」と笑う

内部分裂　燃えずに沈み

溜息みたいに　消えてくその音

後醍醐の声が　闇を裂いたとき

あの人の胸も　この人の刃も

戻れないこと　知りつつ走った

誰より先に　未来を目指して

六波羅落ちて　京が揺れていく

腐った政　軋む音がする

解けた絆は　二度と結べない

時代の波だけ　すべてを洗うの

Fall down…　鎌倉沈む夜に

独り占めの夢が　砂のように散る

Break down…　奪われた恩と地

積もった痛みが　刃になるの

Fall down…　1333の潮騒

高時の影が　波に溶けていく

Rise up…　新しい祈りを

倒れた幕のあと　次の声が始まる

散りゆくルールは　桜のように

触れれば崩れる　儚いきらめき

触れれば崩れる　ほろほろと落ちる

あぁ… 終わりこそが　悦なの