東京、螺旋のまよなかのジャケット写真

歌詞

東京、螺旋のまよなか

SoundWander_OtoLog

深夜三時 窓辺に座り

ビルの隙間を縫う 最終の汽笛を聴いた

ネオンの残骸 虚ろな鏡

昨日の僕だけを映して

君のいた場所には

影さえ 薄れていた

心臓の奥で 軋む音

それはノイズか 微かなメロディか

指でなぞる 未来の地図は白紙で

行き先の名前も

まだ 与えられていない

消えないで 東京の片隅で

君が零した ガラスの欠片

拾い集めて 掌を切りながら

壊れた時間だけが

僕らを繋ぐ 螺旋階段

降りても 降りても

朝は 来ないままで

コンビニの灯りだけが

理性を保つ 防波堤

安っぽい珈琲の湯気と一緒に

記憶が 静かに昇る

「どうでもいい」と 呟くたび

確信めいた 君の不在が

胸の奥で

ゆっくり 息を奪う

水槽の中の魚みたいに

意味も持たず 漂えばいい

――そう言い聞かせた瞬間に

求めたら壊れると

知っていたはずの

君の笑顔が

答えになってしまった

消えないで 東京の片隅で

君が零した ガラスの欠片

拾い集めて 名前を失くして

壊れた時間だけが

僕らを繋ぐ 螺旋階段

降りても 降りても

夜は 終わらないままで

もしも あの日の交差点で

ほんの一秒 立ち止まっていれば

違う景色を

僕らは 選べただろうか

後悔という名の

終わらない罰ゲームを

抱きしめる術だけ

上手くなっていく

消えないで 東京の片隅で

君が零した ガラスの欠片

拾い集めて 血の温度で

壊れた時間だけが

僕らを繋ぐ 螺旋階段

降りても 降りても

朝は 来なくていい

時計の針は もう要らない

このまま

世界が気づくまで

ずっと 真夜中でいい

  • 作詞者

    SoundWander_OtoLog

  • 作曲者

    SoundWander_OtoLog

  • プロデューサー

    SoundWander_OtoLog

  • ギター

    SoundWander_OtoLog

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    東京、螺旋のまよなか

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アーティスト情報

  • SoundWander_OtoLog

    SoundWander_OtoLogと申します。北海道にて、音楽生成AIの助けを借りながら、細々と音作りをさせていただいております。シューゲイザーやテクノ、JAZZといったジャンルの音楽が好きで、影響を受けつつも、日々の小さな気づきや、心に留まった雰囲気を音として表現できればと、試行錯誤を繰り返しています。AIが生み出す偶然性の中に、自身の想像もしなかった音の断片を見つけることもあり、その都度、新たな発見に小さな喜びを感じています。まだまだ至らない点ばかりではございますが、もし、私の音楽が、聴いてくださる方の日々の片隅で、そっと寄り添うような存在になれたなら、幸いです。

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