歌詞

全ての人々がただ赦されて生きているだけのこの世界で僕たちは二人の音を奏で続ける喩えそれで全てが失われるとしても

双音

風で舞う写真は過去の秘密が彩られた

心の鏡には　嗚呼　二人が映る

罪深き楽園に運命の欠片が浮かぶ

影が交差する月明かりの下二人

約束した　禁じられた絆は堕落

月影で囁いたあの歌が秘める

禁断の果ての夢　儚い夢に

罪深き愛を秘めた二人の物語は　全てを壊す

鏡の中の部屋　僕たちだけがいる世界

外の世界は無慈悲に僕たちを裁く

光を失った愛は闇に埋もれていく

傷つけられぬもの　叫び声が聞こえてく

夜が堕ちる　あの歌声は今夜もまた

竪琴が奏でた旋律が伝える

刻まれた白い罪　赦されぬ咎

幻の愛を求めた二人の物語は　全てを梳かす

月は静かに二人を見下ろした

それでも罪の証は光に移りゆく…

月影に託された切ない叫び声

色褪せぬ愛のうた　闇夜に響く

揺れる旋律の音色が描く儚い夢に　惑わされる

竪琴はもう何も奏でることはない

閉ざされた扉の向こう　求められても

夜に包まれた優しさがくれる罪と罰は　崩れてゆく

眠りにつき　零れ落ちる