Lyric

ベランダで枯れかけた花に

水をあげて思う

あたしみたい、なんてね

都会の空、窮屈そうに

鳴いて飛んでく鳥

どこへ向かっているの

何者にもなれないまま

時間だけが過ぎてくようで

焦る心にそっと

隙間から風が吹き込んだ

ああ 花鳥風月 全てが歌ってる

ありのままでいいんだと

アスファルトに咲く花のように

あたしもここで息をしてる

泣いた日の夜に浮かぶ月は

いつもより優しい

世界はこんなに美しい

誰かの光が眩しくて

自分の影が濃くなった

勝手に比べて落ち込んで

ほんま、世話ないわ

名前も知らぬあの花も

空飛ぶあの鳥でさえも

誰のためでもなく ただ

命を燃やしているだけ

比べなくてよかったんだ

あたしはあたしのままで

夕暮れの風に吹かれ

やっと少しだけわかった

ああ 花鳥風月 全てが教えてる

そのままでいいんだと

気ままに飛んでる鳥のように

あたしももっと自由でいい

欠けて満ちるあの月のように

変わってったっていい

世界はこんなに美しい

遠い国の誰かもきっと

同じ月を見上げてる

寂しい夜を越えようと

祈りを捧げている

姿かたちは違えども

きっと根っこは同じ場所

そう思えたらなんだか

もう怖いものはないや

頬を撫でるこの風は

時空を超えて繋がってく

あたしを生かすこの全て

愛おしくてたまらない

ああ 花鳥風月 全てが愛おしい

生きてるだけでいいんだと

アスファルトに咲く花のように

あたしもここで息をしてる

泣いた日の夜に浮かぶ月は

いつもより優しい

世界はこんなに美しい

探し物はどこにもなかった

最初からここに全部あった

Oh God... I can see the beauty now

花も鳥も風も月も

あなたも あたしも

みんな、この奇跡のかけら

ああ 花鳥風月 全てがあたしだった

生きてるだけで素晴らしい

気ままに飛んでる鳥のように

あたしはもっと自由になる

どんな夜でも明けることを

月が教えてくれる

世界は、ああ、なんて美しい