歌詞

すれ違ったのは　秋のはじまり

信号の向こうで傘を畳んだ

誰かと笑う　あなたの声が

昔より低く響いた気がした

寄せては返す　写真の記憶

旅先で買った安物のシャツ

「似合わないね」って笑った日々が

今ならやさしすぎて苦しい

眠れぬままの九月に　あなたを想う

冷えた紅茶の底に沈む

言えなかった言葉たち

「さよなら」さえ きっと選べなかった

私の弱さが　最後だった

選ばれなかった恋があること

わかってたのに信じた過去

どうして大人は嘘をつくの？

「きっと幸せになれるよ」なんて

夜明け前の窓　指でなぞって

見えないものを探してしまう

愛されてたかどうかじゃなくて

忘れられる日が来るのが怖い

眠れぬままの九月が　胸をなぞる

あなたの名前をまだ言えず

誰かの腕のなかで

笑う私が どこかで泣いてる

時の向こうから　手を振らないで

眠れぬままの九月に　あなたを想う

冷えた紅茶の底に沈む

言えなかった言葉たち

「さよなら」さえ きっと選べなかった

私の弱さが　最後だった

眠れぬままの九月が　胸をなぞる

あなたの名前をまだ言えず

誰かの腕のなかで

笑う私が どこかで泣いてる

時の向こうから　手を振らないで