Lyric

夢数えて さぁ眠りましょう

夜更けに 紛れた 一滴

飲み干して 瞼閉じれば

伝う 想いは落ちる

闇抱えて 彷徨う意識

ぼやけて 歪んだ景色

心さえ欲しがる物を

思いだせずにいるの

抉る傷を隠した 真っ赤なリボン

解くその手は 優しく花を折る

囚われたその蕾は

柩を飾るだけの為に開く

苦い蜜垂らし 腐敗重ねた

悪魔と契り交わして

夢隠して ねぇ踊りましょう

溢れた 不安の一滴

視線など絡まなくても

終わらぬ世界廻る

闇見つめた 諦めの中

薄れる意識の その間際

囁く その言葉は

誰を弔うの

静かに音を立てず

寄り添う影は

ただ「生」「死」を

見失うもの 誘う

泣くことも もう出来ない

物言わぬ躯は 窪み影差す

誰にも似つかぬ 美しさ放ち

悪魔の喉を鳴らす

永久にその蕾は

柩を見守るだけの為に開く

苦い蜜垂らし 腐敗重ねた

大輪の花 咲かせて

夢描いて 全て閉ざした

夜更けに目覚める物語

囁きも届かないでしょう

二度と廻らぬ時を待ち

哀れな灯は消える

祈り組む手は意味をなさず

朽ちるだけ