歌詞

もう一度あの日に戻れるなら、と

悔やむくらいなら忘れさせて

いつからか人の顔を見るの怖くなっていた

いつからか人の声を聞くの怖くなっていた

目を閉じて耳を塞いで深い海の中にでも

居られたらいいな、とそんなこと願う僕が嫌いだ

考えても分からないことばかり

僕がここに居る意味だとか

いつか跡形もなく

綺麗に消えてしまうの怖いよ

言わないで 言わないでそれ以上

分かっているから

僕の傷知らないで分かった顔して笑うのをやめて

「もういいの。」「もういいよ。」

と、吐き捨てられた言葉の裏

君だけは 僕のこと分かって欲しかった

伝えたい言葉は喉に詰まる

ペンを持つと手は止まる

形にできないのなら

ああ、ないのと同じだな

痛いな

言えないの 癒えないこの胸の傷みを

捨てさせて楽にして 僕を楽にさせて

ああ、もう言わないで 言わないで

互いに痛いだけだから

僕の声見えなくて困った顔して泣くのをやめて

行かないで 行かないで

本当は寂しいと言えたらよかった

吐いたのは「さようなら。」

言わないで 言わないで

もう何も聞こえないから

僕の傷知らないで分かった顔して笑うのをやめて

「もういいの。」「もういいの。」

と、繰り返すだけの終焉に祝福を

アネモネの花束を