

夜明け前の海が
静かに息をひそめて
薄明の色をまといながら
砂の橋を待っている
潮が引くたびに現れる
儚い道を追いかけて
幼い日の私は
朝の光を信じていた
海の体温を残す砂は
ひんやりと胸を撫でて
「ここにおいで」と
島がそっと手を伸ばす
永遠じゃない景色ほど
心を強く揺らしてくる
消えてしまう前に
確かめたくて歩き出した
砂の橋が現れる朝
つながりは儚くても確かで
波がさらっても消えない
心の奥の灯りを抱いて
今日もまた歩き出せる
あの日の島がくれた
静かな奇跡を胸に
風に揺れる木々の音だけが
世界の裏側を語りかける
孤独に見える場所ほど
誰かを待っている気がした
岩に腰かけて見上げた空
海鳥の影が横切って
「つながるとは何だろう」
そんな問いを抱きしめたまま
近づいたり離れたり
それでも続いていくものがある
潮の満ち引きみたいに
揺れながらも消えはしない
たとえ道が海に沈んで
もう渡れない日が来ても
砂の下に眠る記憶が
私をそっと呼び戻す
見えない糸で結ばれた
あの島のぬくもりが
今も胸の奥で
静かに息をしている
世界は固定された形じゃない
朝の光で変わり続ける
私もあなたも
同じ潮の上で揺れている
消えては現れる
儚い道のように
それでも確かに
つながっている
砂の橋が現れる朝
それは新しい一歩の合図で
夜を越えた心にそっと
希望の色を灯してくれる
たとえ波がすべてをさらっても
消えないものがある
島が教えてくれた
“世界のやわらかなつながり”を
今日もどこかで
潮の道が誰かを呼んでいる
私の原点は
あの静かな島のまま
- 作詞者
TEAR
- 作曲者
TEAR
- プロデューサー
TEAR
- ボーカル
TEAR

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砂の橋が現れる朝
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