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『夏の日のユメ』
2022年の冬。
僕は母校の体育館に眠っていた一台のピアノと、生活をするように音楽を書き続けました。
誰もいない校舎。
冬の光。
静かな体育館。
その場所で生まれた一枚のピアノアルバムの中に、『夏の日の夢』という楽曲があります。
制作から4年。
Personal Musicを通して、数百人の人生と向き合い、多くの出会いと別れを重ねてきました。
その時間を経た今、この曲だけが、自然と「もう一度歌ってほしい」と語りかけてきました。
この楽曲は、写真家・松島豊裕と熊本県天草を旅した冬の日に生まれました。
1号橋、2号橋と車を走らせながら、
「夏にはこんな景色を見ていたい。」
「こんな自分になっていたい。」
そんな白昼夢のような会話を交わしながら、僕たちは進みました。
あの日、冬に思い描いた"夏"を、2026年の僕なりのサウンドで描き直した作品が『夏の日のユメ』です。
そして2曲目には、2022年、母校の体育館で録音したオリジナルバージョン『夏の日の夢』を収録しました。
体育館で眠っていた一台のピアノ。
そのピアノを、ピアニスト・山元俊幸が奏で、その上に僕の歌を重ねています。
4年前の自分と、今の自分。
同じ景色を見つめながら、それぞれが描いた"夏"を聴き比べていただけたら嬉しいです。
この作品は、上村翔平として新しく始まる物語の第一歩でもあります。
眠りから、少しずつ目を覚ますように。
あの冬から続いてきた景色が、いつか歓喜の歌となる日まで。
その旅を、ぜひ一緒に歩んでください。