歌詞

静かに舞う羽根も落ちるのだろう

いつか迷いも期待も

捨てたはずの僕らも

この脚を掴まれている

「いっそ飛べない方が

マシかもね」と

薄めに引いた目蓋の上のトリックを

君はまた擦ってしまうのさ

引っ張り合ったって

千切れない糸を探して

君は少しだけ疲れて見えるのさ

全ては底の知れたイリュージョンさ

夏が香ったっけ

戻らない日を祈って

今は飛ばしてくれ

飽き飽きした未来で良いから

手放せないなら

いっそ全てを引き摺って

余計な相槌ばかりが増え

抱えていたものが何故か軽くなった

単純な愛と複雑な僕ら

ぎこちなくともダンスを

そうだダンスを

シスター無愛想でいいから歌ってよ

味もしない程

噛んだ過去への賛美歌を

きっと未完成の僕らで良いんだろう

いつも嫌いになりきれない綺麗事を

今日も待っていた

ずっと待っていたいのさ

僕らは

あっけなく今日だって

咲き乱れそうになった

「愛の魔法」なんて

思い違いしてしまえば

全てはたかがイマジネーションさ

引っ張り合ったって

千切れない糸は無いね

だけどさ、こうやって

思い違いばかりしていたいのさ

そうだ"限界"など

鼻で笑い飛ばしてね

ああ 重てえな