電車道を渡る
コンビニの角で立ち止まって
昨日までの毎日を一度振り返る
仄暗く湿気った文化通りを揺れる
立ち並ぶ酒場の灯り
割とタイプなミニスカの呼び込み
江戸時代には
天文観測所があったって洒落た歴史
縁もゆかりもなくなって
ここは誰にだって優しい
胸に染みる酒と旨いもんがあって
一生の兄貴がいる鹿児島
俺の心の家
・
天文館には行くんじゃなくて
帰るんだ
「おかえり」って迎えてくれる
場所があるんだ
おっかねえ顔で あったかい声で
漢の生き様に会いたくて帰ってくる
・
いいことばっかりで
生きていける訳じゃない
拭えない悔しさに拳を震わす
夜もあるんだ
忘れたい事も 忘れない夢も
全部わかってて「これ食えよ」
って一皿で目が潤む
・
リッキーの兄貴 きいてくれ
俺はまっすぐ生きてるか?
損得大人の事情も語らなきゃ
いけない歳になったけど
いつまでもきっと
あなたを追いかけてゆくのでしょう
・
路面電車が停まる
それぞれの1日を乗せてまた新たに
ガタガタと動き出す
俺もその荷物の一つであり
だが世界中でたったひとり
あの人もそう この人もそう
すれ違うすべての人を愛しなさい
わけへだてなくみんな
抱きしめなさい
人が救われる歌を歌え
お前は神の子だ
神の声を持った男なんだ
俺はどこにだっている
普通の人間だよ
神の声なんかもっちゃいないし
毎日を足踏みしながら
ただ何かが起こるのを待ってる
人をうらやんでる
世をすね 妬んでいる
逃げ場がなくなるたびに
あんたの顔を思い出す だが
あんたがそういうなら
俺は神の声で歌おう
伝わるか伝わらないか
ではなく
伝える事を
あきらめない事をつたえよう
あんたが決して
あきらめなかったものを
・
伝えよう
伝えよう
伝えよう
伝えよう
伝えよう
伝えよう
伝えよう
伝えよう
・
天文館には行くんじゃなくて
帰るんだ
「ただいま」って照れずに言える
場所があるんだ
誇りたい笑顔も
ホコリだらけの過去も
酌み交わす 酌み交わす
いつしか流れてゆく
・
リッキーの兄貴 きいてくれ
俺はカッコよく生きてるか?
愛されることだけ求めて誰かを
傷つけ続けていないか?
いつまでもずっと
あなたに追いつけないのでしょう
・
リッキーの兄貴 きいてくれ
俺は正直に生きてるか?
小狡く賢く
世間に巻かれて失った物だってある
いつの日かきっと
裸のまんまで
会えるでしょう
・
電車道を渡る
コンビニの角で立ち止まって
昨日までの毎日を一度振り返る
- 作詞
ユウサミイ
- 作曲
ユウサミイ
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天文館のリッキー
ユウサミイ
オーストラリアから日本に帰ってきて、最初に「自分の街だ」と思えた天文館で出会った、リッキー、という最高にかっこいい兄貴と僕の物語。
アーティスト情報
ユウサミイ
ユウサミイ 在豪18年から40歳で脱サラ、日本に帰国してミュージシャンになる。 「音楽劇 君よ生きて」(NHK BS全国放送あり) 「鏡の法則」等、音楽監督 。 映画「天間荘の三姉妹」 出演 ハリウッド映画 エミール・ハーシュ xスティーブン・ドーフ主演 「The Price We Pay」 オープニング挿入曲「GATEMAN」 ライブは常にギター1本だけ。それだけで2時間。 各地ライブハウスでライブは常に満員の伝説を誇る。
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