薄暗い陽の当たらない部屋で君は何を思って生きるの
不安の理由を探ろうとして 駄目な自分が浮かぶなんて
空の色が白すぎるからさ 景色全てが物哀しいよ
優しくない世界を知っても 抗うこともしないの
ただひとつ気がかりなのさ 君の昼間の目眩のこと
ああひとつ願っているのさ 君のいのちがまだ消えないこと
上手に生きるふりをしながら
理想を飾り付け 愛想笑い
死にたい夜はそんなことで輝いてはくれないけど
君が連れ出してくれたから哀しみは別の方向へ
それでよかったのかな わからない 今は変わらない朝
でも信じて愛せる気がしたんだ
中身の無い言葉が頼りで ちゃっちい演技ばかりの人生
失った所だけが妙に 鮮やかに残っていた
同じ道でなくたっていいさ いつかゴールは同じなんだし
君に胸を張れるのだろうか 本当のことを言えるように
ただひとつ忘れたいのさ 何もわかっていなかったこと
ただひとつ覚えているのさ 夜の地面がひどく冷たいこと
大丈夫だと虚勢を張った
言葉を抱きしめたはずなのに
死にたい夜はそんなことで輝いてはくれないけど
君を惑わず見ていたから 哀しみは別の方向へ
それで良かったのかはわからない 正しさも見えないくせに
傷だらけにした宝物
大事にしたかったはずなのに
死にたい夜に見えなくなった 小さくて大きな灯火
君が見えるよう守ったから 哀しみは別の方向へ
終わらせようとしたら終わることを 選ばなかった朝
解けた後に 感情のまま 笑え 生きて
- 作詞
RAYSA
- 作曲
RAYSA
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- ⚫︎
Quark
RAYSA
愛知県豊田市出身、関東中心に活動中のシンガーソングライターRAYSA(レイサ) 自身初のバンド音源がリリース。
2024年5月にリリースとなった弾き語りアルバム「一人、一頻り」リード曲「Quark」のバンドバージョン。
喪失から生まれた感情をテーマに作られた楽曲に疾走感溢れるサウンドが更なる彩りをもたらした1曲。