

弾けるわけでも
ないまま触ってた
机の横にある
小さい鍵盤を
押した音だけ
静かに部屋へ広がって
すぐ消えるのに
なんか落ち着いていた
夜になるたび
考えすぎるから
何もない時間を
埋めるみたいだった
うまく弾けない方が
今はよかった
鍵盤
触ってた
音にならない
気持ちばっか
並んでいった
途中で止まる
指の癖とか
同じ場所ばっか
弾いてしまうこととか
前よりちゃんと
自分のことだけ
聞こえてしまうのが
少し嫌だった
窓の外には
朝が近づいていて
部屋の空気だけ
まだ夜のままだった
たぶん誰かじゃなく
自分を待ってた
鍵盤
触ってた
消えそうな音だけ
ちゃんと
残ってしまった
静かな夜ほど
小さい音が痛かった
鍵盤
触ってた
朝になるまで
一人で
鳴らし続けてた
- 作詞者
YOHAKU
- 作曲者
YOHAKU
- プロデューサー
YOHAKU
- ラップ
YOHAKU

YOHAKU の“鍵盤触ってた”を
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アーティスト情報
YOHAKU
言葉にならなかったものを、そのまま残す音。 静かなトラックに乗せて、日常の中にある違和感や余白を描く。 特別じゃない時間、名前のつかない感情、 消えなかったものだけを拾い上げるように。 強くは言わない。 でも、確かにそこにある。
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