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今作もiOS版ガレージバンドでのシングルの制作となります。
いつも制作を始める前に曲のタイトルを決めています。
今作は『ルーレット』というタイトルにしました。
作曲スタイルにも即興的なアプローチを取り入れながら
形にし完成させていきました。
ルーレットというと、まず思い浮かぶのは緊張感です。
そして、不安、高揚感、平常心を保つ冷静さなど、
さまざまな思いが湧き起こります。
ルーレットが回り始めた瞬間から止まるまで
相反する感情変化が生まれてくる。
ルーレットの規則正しい構造に
逆らうかのような不規則な動きについ目で追いかけてしまいます。
世界中で楽しまれるゲームには欠かせない名脇役でもあり
親しみを覚えます。
私は今回、ルーレットの個体そのものに狙いを定め
主役に据えてみました。
ルーレットに魂が宿っていると仮定したアプローチで
感情の起伏を音楽的に表現するために制作したのが
この作品です。
カバーデザインにもルーレットの表情を想像して
デザインしています。
ルーレットの安定した構造メカニズムと即興的な移動原理を
フュージョンやトラップビートに置き換えて反映し、
行き先や目的地が決まっていないルーレットの自由さを
表現した緊張感のある音楽に仕上げてみましたので、
ぜひ耳を傾けて頂けたら嬉しいです。
『 もし私がルーレットだったら... 』
「 If I Were Roulette... 」の方が
リスナーが感じる感情の幅を狭める分、
的確な表現はできたかもしれませんが、
タイトルをシンプルにし、より幅広い感性に対応できるようにしました。
人生はまさにルーレット。
常に安心と不安がつきまとう。
だからこそ希望が湧いてくる。
私個人、結果に満足する人生はきっとつまらないでしょうし、
常に不安と期待をもって楽しもうというのが、
この曲に込めた本当のメッセージです。