

乾いたホームに 列車の風が走る
頬のすみに 知らない色の冷たさ
空はまだ 眠っているようで
話しかけた言葉が すぐ凍った
それでも並んで立つだけで
季節の重さが 少し変わる
きみの静けさが ぼくをあたためる
白に近い世界の中で
何かを失くして 何かを得て
そのどちらも ここにある
ポケットの中で 切符が折れて
遠くの街が 紙の地図に眠る
呼吸の数だけ 景色は薄まり
言葉は少し 澄んでいく
冷たさの奥に やわらかいもの
それを手放せずにいる
きみの静けさが ぼくをあたためる
窓の向こうの淡い光
何も始まらない午後こそ
いちばん確かに 生きていた
凍った音が 空気を満たす
通り過ぎた時間さえ きれいだった
遠くへ行かなくても
いまここが 冬の真ん中
きみの静けさが ぼくをあたためる
冷えた指先に 季節が宿る
もしも春が追いついても
この静寂だけは 置いていこう
- 作詞者
TAKASHI
- 作曲者
TAKASHI
- プロデューサー
TAKASHI
- ソングライター
TAKASHI
- プログラミング
TAKASHI

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きみの安心がぼくの安心
TAKASHI
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