Lyric

人気のない

アーケードの屋根

ほつれて

淡色が溢れる

そこらじゅう

水たまり

掻き分ける

下を向く帰り道

メリハリのない

痛みも

意外と嫌い

じゃないかも

Oh Gray rain

Pain えぐるたび

もやがかかるライトな窮屈さ

走るtrain

Frame 窓の外に

取るに足らないほど小さな憂鬱

青葉と雫

弾くリズム

不意に憂いに気づく

ずっとしつこく足にまとわりつく

このふやけた吸い殻

乾かすような風が吹いたら

目を逸らした間に腐りかけた

この怠惰も切れるかな

天気予報は

どっか他人事

鼻歌かき消すほどの轟音

無邪気な雨音

横殴りに刺す頬

「やんなっちゃうわもう」

つぶやいて

帰路を急ぐ頃

錆びた歩道橋の向こう

カビの生えた雲

層を成す幾重にも

Oh Gray rain

Pain えぐるたび

もやがかかるライトな窮屈さ

走るtrain

Frame 窓の外に

取るに足らないほど小さな憂鬱

Gray rain

Pain えぐるたび

もやがかかるライトな窮屈さ

走るtrain

Frame 窓の外に

取るに足らないほど小さな憂鬱