Lyric

チャイムの音に急かされて

机の落書き見つめてた

何気なく過ぎる日常さえ

今は宝物に変わっていく

吐く息の白さが重なって

並んだ歩幅も揃っていて

「また明日ね」って言える日々が

あとどれくらいあるんだろう

冬隣 君と歩いた

帰り道で影が揺れてる

校舎の窓に映る笑顔も

明日の雪に消えてしまうから

それでもきっと忘れない

ストーブの前で笑い合って

くだらない話に時間を溶かす

カーテン揺れる夕暮れの教室

君の笑顔が焼きついてる

誰もが未来を探している

同じ景色もすぐ遠ざかる

寂しささえ抱きしめながら

新しい朝を迎えるんだ

冬隣 君と過ごした

三年間の記憶を抱いて

制服の袖口を揺らして

「さよなら」のかわりに笑ったよ

胸の奥で光り続ける

雪が降る 静かな夜に

思い出がそっと募ってく

消えることはない

どこにいても

君を想えばあたたかい

冬隣 君と歩いた

最後の季節を抱きしめる

涙よりも笑顔でいたい

たとえ別々の道を行っても

この冬をずっと忘れない