歌詞

思い通りに動いてくれる

話の顛末は無くて

思い違い　すれ違い

腹の探りあいの結果を噛みしめてる

何かの残響を引きずって

引っ張り回しておいて

その上「使えない」だなんて

勝手な事を言わないでくれよ

思いの丈を詰め込んで

いたとしても伝わらなくて

想いが燻れば燻るほど

だんだん皆離れていって

つまらない物ばっかりを集め

補い続けた半生

今まで私が見ていたものは

一体なんだったんだ？

周りの人も持ち上げて

ただ漠然に「天才」と

「……私はただの人間だったんだ」

これが現実なんだ

全て繋がっているかの様に

思い込むだけでいいんだ

例え見えるだけだったとしても

今、私が

上手く組み合わして　つなぎ合わして

間違っていないはずなのに

「致命的なエラー」　見たことのない世界だ

全て壊れる音がした

一瞬で錆びがついたシリンダー

動いてくれなきゃ意味がないんだ

ダメなんだよ　なんでなんだよ

苦しいだけの呼吸は続く……

「今でも天才だよ」と思う

「天才でありたい」と願う

だけど世界見渡して思う

それでも「踏み出したい」と願う？

昔の自分が見てたら？

昔のままでいれたら？

このまま気づかなければ……

上手く組み合わして　つなぎ合わして

間違っていないはずなのに

「致命的なエラー」　見たことのない世界だ

全て壊れる音がした

一瞬で錆びがついたシリンダー

動いてくれなきゃ意味がないんだ

━━だけど、それがどうした？

今も昔も変わらなくても

誰もかれも振り向かなくても

血が滲む程ただ歩いてきた

私が一番分かってるでしょう？

だから例え天才じゃなくても

シリンダーが錆び付いてしまっていても

その鼓動（おと）を

生身のハートを信じてみるよ