青柳の
そよぐ端えに
われ問ひて言わむ
わが子はいづれの
雲居の果てか
足曳きの
遠き山々
夏ともなれば
空ゆく鳥でさへ
帰れるものを
尽日鳴き響む
葦切りよ伝へよ
便りなきを憂ふ
母ありと
置き迷ふ
雪のごとくに
咲きし梨の花
幼き日の汝を
思ひつつ見ゆ
ぬばたまの夜に
赤子の汝を抱きて
歌ひつあやしつ
わが目も涙
いざとく帰り来よ
面影変はるとも
わが目いかに汝を
見まがふや
いざとく帰り来よ
かなしみの深ければ
来り寝よ
母の産屋に
- Lyricist
Selah
- Composer
Selah
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Hinauta
Selah