歌詞

あなたの告げた

一つの優しい言葉が

波紋のように拡がって

耐えきれないほどの

胸を抉る痛みに

私を浸し沈めてゆく

ああ、なぜ

眩暈に襲われて塞ぐ視界

あらゆる景色が意味を失って

私を見つめたまま

壊れてゆく

あなたの音が離れてゆく

愛された記憶を奏でた色

戻らないのなら

あなたの側で夢を見て

あなたの声に揺らめいて

何もかもを忘れさせる

その目の輝きに

甘い救いを求めていた

気付いて

悲しみに撃たれて滲む世界

震える私がここにいるのに

あなたの目が私に与えた傷口を

あなたの声が私に与えた傷口を

あなたの存在が私に与えた傷口を

私は…私は…私は！

あの空に放たれた

アメジストに抱かれて

溺れていたいの

私を見つめたまま

壊れてゆく

あなたの音が離れてゆく

愛された記憶を奏でた色

戻らないのなら

蓋う雲間を射し込む光

渦巻く過去も切り裂いてゆく

どこへ行けるの

見上げる空は

ただ鮮やかに