処女のジャケット写真

歌詞

華擬き

白湯

7302回余りの不確実な正解で

酷く遠く見えた蕾は綻び始めているんだ

部屋の天井に積もった曇は一層濃くなっていって

鏡に映じた華が蕾に変わるのに気づいた

妬みも意嚮も愛も知って

過去を俯瞰できるようになった?

どんなことを考えていたっけ思い出せないや

未来を悪く言う音楽が酷く下らなく聴こえてさ

空の色すら変わってしまった時に

どう生きていきたいんだ?

何もかもが黒く見えて恐怖に慄いたって

何もかも変わりやしないよ

虹色の花圃からも追い出されて

立派なんだって渡された華は僕より綺麗だったな

花瓶と屈折が嫌味を垂らして見えたんだ

これからも妬み踠き苦しんで行くんだな

そうかそうだ僕はまだ華擬きだ

美化して見たいんだ醜さを隠したいから

小綺麗に振る舞ってほらなかなか綺麗に映った。

苦労話を聴くのは嫌いだ

自分が酷く滑稽に映るから

立派な人も見たくないな

自分の醜さが浮き彫りになるから

華に見えればそれで良かった?

醜いまんまで大人になれた

努力もしないで苦しむのは傲慢なんだろうか?

蠢いた黒が世界に纏って

全ての日々を変えたとしても

そこにあるものに感謝なんてできないんだろうな

虹色の花圃からも追い出されて

立派なんだって渡された華は僕より綺麗だったな

焦燥も不安もむず痒さすらも愛せたらいいのに

これからも歌い笑いあえていますように

きっと世界が変わってもさ

愛や倫理や正義とかをさ

達観できるわけじゃないんだ

大人はなんでも知ってるだなんて思ってたんだ

儚くて脆いのは変わらないんだなきっと

今虹色の世界に住んでいるとして

きっとそのことになんか気づけないまま

生きていく気がする

花圃の中で虚無の華だけを見つめて彷徨って

そのことを嘆き叫んでる気がする

そうかそうだ僕らまだ華擬きだ

僕らいつか綺麗な華になれたら良いよな

  • 作詞

    白湯

  • 作曲

    白湯

処女のジャケット写真

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アーティスト情報

  • 白湯

    白湯(さゆ)は日本のシンガーソングライター。 2023年8月1st EP『処女』のリリースを皮切りに活動をスタート。 1st EP『処女』は作詞作曲編曲Mixマスタリング、ジャケットアートの全てを自主制作する。 ライブ活動、ベースレコーディングへの参加や、自主制作ラジオなど 様々な活動に勤しんでいる。 Tokyo native Sayu is a Japanese singer songwriter. With his very first EP "Shojo" released on August 1st 2023, he started his career as a music influencer to a lot of people. Sayu's first EP "Shojo" is an art of his amazing works, including composition, lyrics, MIX Mastering and Cover Jacket Design. Performing at concerts, attending to recordings as a bassist and producing his own radio programs, Sayu endeavors his success as a singer songwriter who will lead many people today.

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