生活のジャケット写真

歌詞

生活

NiO

君は少し先に目覚めて、

僕の好きな甘い卵焼きを作るその前に、

僕が昨夜、ベッドへ催促したばかりに、

残っている洗い物を片付ける。

外では一人で生きているような顔をする僕を、

何も言わずに支えてくれた。

いつかは、いつかは、って結局言えなかった。

好きになったのは、僕が先だった。

いつだったか、君が言い掛けた言葉。

察した僕は遮る。「良い天気だね」と。

その朝、確かに二人は笑顔で泣いていた。

修復は難しい、と。

何にも訊かずとも何となく分かった、

考えずに居られたあの頃はきっと幸せだった。

ごめんねも、ありがとうも、あんまり言えなかった。

好きと言ったのは、君が先だった。

時が過ぎて、この恋は美化され褪せていく。

それならば良いと言った、

良いと願った君が褪せないまま。

今では一人で、何とか一人で生活をしていると、

君が知ったら笑うだろう。

いつかは、いつかは、って結局言えなかった。

好きになったのは、僕が先だった。

好きになったのは、僕が先だった。

  • 作詞

    NiO

  • 作曲

    NiO

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