歌詞

人工的な木漏れ日の中をくぐって

散歩道を歴史の跡と呼んで今を闊歩中

地面に生えてた踏み切りはいつの間にか消えて

いつしか鉄の大樹となった

曲がり角の角すらも一切も無く

錆すら残らないで面影も迷子中

露の世　幼稚園はいつマンションになった

園長先生　僕はずっとうっすら

覚えてないが　あそこは確かにあったし

痛んだり　叫んだり　笑ったり　出会ったり

思い詫び　今でも誰かの過去に

移れ世　僕を置いて進めよ

どうにか止まれと願うのはいつからだったか。

明確　だった頃は確か2年前

僕が止まって　散歩した日

時代を感じて　狼狽えた日

夕暮れ散歩道

淡く濁る(思い出して揺蕩って)

今日もにわか

それでいいさ(思い浸るのはここまで)

感傷的だからこそ　その場その場が記憶地

切り口さえあれば出てくる　数多の現実

昔が良かった　懐古厨　今はそれでいいんじゃない

前向きになるには後ろが必要でそのために後ろ向いたってそれは悪じゃない

人生　止まれない　けれどゆっくり行くことだってできるし　後ろ向く余裕だって当然ある

あとは脱力の勇気で

寄り道とは確固たる信念があるから

誇り持って迷って。

ついでに忘れ形見落ちてるはず拾っていこうか役に立つかは明日知れる

それが錆だったとしても　形があったら思い出せる

人世と人生で今日も散歩中

一緒に行こうか、調子どう？

足跡つけた　整地されてた

頭の中で踏んづけていた　記憶の断片集

夕暮れ散歩道

淡く濁る(思い出して揺蕩って)

今日もにわか

それでいいさ(思い浸るのはここまで)