Lyric

空虚行き交う街 張り詰めた空に白い息

またもこの季節が静寂を連れ、心悴む。

私を気遣う 暖かな手も

なんでかな? 酷く辛かったの。変でしょ？

頬にポツリ落ちてきた雪の冷たさが

切ないほど終わりを突きつけるの。

紡がれる次の一言に只怯えては

滲むアナタをただ見つめてた…。

気障な口元の笑み 気付いたけれど見ないフリして

またもこの季節が悲哀を手繰り、心を塞ぐ。

降り頻る雪に はしゃぐ私を

「子供みたい」と馬鹿にしてた。前の人も。

出逢えた事で全てが変わる気がしたの。

この街も悪くないと思えてきて。

それでも我儘な心は変わる事はなく

蝕んで棲みつき生きていた。

私を気遣う 優しい声も

なんでかな? 酷く胸苦しくて。

産声あげる孤独に

急に咳き込むほど悲しみが溢れ出したの。

頬にポツリ落ちてきた雪の冷たさが

切ないほど終わりを突きつけるの。

紡がれる次の一言に只怯えては

滲むアナタをただ見つめてた…

白い息と共に「それじゃ…また。」