歌詞

あの日　見送った背中を　今も夢に見る

「これで良かった」と言い聞かせ　なんど朝を迎えただろう

ユメを選んだあの日の私は　眩しい光に手を伸ばしていた

だけど心の奥でまだキミが微笑む幻を追いかけている

もし違う未来を選んでいたら　いま頃、隣で笑っていた？

正しさの向こうで　失ったモノに気付くなんて・・・

あのとき　キミを選んでいたら　今でも隣で笑えたのかな？

夢の代わりに失くしたものが　こんなに痛いなんて

欲しかった未来を手にしても　キミがいないと意味がない

どれだけ輝く景色の中でも　私はいまも一人だ

どれだけ遅れても　キミは笑って待ってたね

「また遅刻だよ」って　でも怒らない人だった

気付いたときには　私の季節（とき）だけが進んでいて

キミの居ない今を　一人歩いている

あの河川敷に吹いていた　緩やかな風はまだ同じかな

夏の終わりに　二人見上げた花火の色

美しく　優しい声も今はもう

届かない星座みたいに　夜空へ滲んで消えてゆく

あのとき　キミを選んでいたら　いまでも隣で笑えたのかな？

夢の代わりに失くしたものが　こんなに痛いなんて

欲しかった未来を手にしても　キミが居ないと意味がない

どれだけ輝く景色の中でも　私はいまも一人だ

何度も振り返る記憶の中で　まだキミは待っている気がして

遠く響く花火の音が　あの夏を呼び戻す

でも手を伸ばしても触れられない　砂時計を戻せないみたいに

キミへと続く道はもう　どこにもないんだね