歌詞

鐘の糸よ　ほつれを結べ

胸の端で　静かに光れ

Lumen… anima…

銀糸の縫い目で　祈りをすくい直す

壊れた約束は　弦の震えで別の形へ

ニッケルハルパが胸の裂け目を縫い

ベルの余韻が　暗がりを点描する

三つ数えて　息をそろえたなら

悲しみは　歌に溶ける

Lia— aria— 銀糸よ　ほどけずに

胸の裏で　やさしく結べ

Anima— lumen— 小さな灯を

今度こそ　消さずに運べ

余白の名前が　灯心のように揺れる

消えかけのインクでも　まだ読める

それはたぶん　私の別名

呼べば返事をする　内側の友

指先でページをめくり　涙を乾かす

鼓動と太鼓が　同じ歩幅になる

Lia— aria— 銀糸よ　ほどけずに

胸の端で　そっと留めよ

Anima… lumen… ora…

Lia— aria— 綴じ目の先で

光はいつも　静かに強い

鐘の輪が重なり　廊下に星が落ちる

その光を踏み　礼拝は外へあふれ出す

Lia— aria— 銀糸よ

この心を　礼拝へ導け

Anima— lumen—

不思議で美しい方角へ