

午前八時
今日も世界は正常です
……つまんないの
交差点では三十秒
青になるまで待たされる
昨日と同じ靴紐を
今日も左から結んでる
コンビニでもらったレシートに
知らない未来が印字され
「午後三時には雨でしょう」
そこだけ当たって腹が立つ
退屈を呪いながら
事件をずっと待っている
隕石でも
恋でもいい
予定調和を壊してよ
世界は今日も平常運転
何も起きない 何もない
赤信号なら飛び越えて
青信号なら立ち止まる
誰かが決めた正解なら
一度くらいは間違えたい
世界が私を無視するなら
私も世界を
無視してやる
退屈 退屈
退屈を呪って
それでも何かを
待っている
退屈少女
午後三時
自販機で買った炭酸が
落ちてくるまで遅すぎて
その三秒の静寂で
人生ひとつ終わった気分
知らない番号の着信を
宇宙人だって決めつけた
震える指で出てみれば
「番号を間違えてますよ」
世界は今日も平常運転
革命なんて起こらない
駅前広場の鳩たちが
突然いっせいに飛び立った
ついに何かが始まるって
期待したのに猫だった
世界が私を変えないなら
私が勝手に
間違える
イヤホン片方
聞こえない
左の世界が
死んでいる
だけど右では
新曲がやけに楽しそうに
鳴っている
もしも明日
空が割れて
神様なんか
降りてきたなら
「遅いよ」って
言ってやるんだ
昨日の私が
待ってたから
……でも
何も起きない今日だって
ほんの少しだけなら
嫌いじゃないかも
世界は今日も平常運転
何も起きない それでいい
赤信号では立ち止まって
青になったら歩き出す
誰かが決めた正解でも
たまには素直に乗ってみる
世界が私を無視してても
今日は私が
見ているから
退屈 退屈
退屈を呪って
それでも明日を
待っている
根拠なんて
ひとつもない
それでも何かが
起きる気がする
……まあ
明日に期待
- 作詞者
ロキ@低めの猫
- 作曲者
ロキ@低めの猫
- プロデューサー
ロキ@低めの猫
- プログラミング
ロキ@低めの猫

Mistoria の“退屈少女”を
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退屈少女
Mistoria
何も起きない毎日を呪いながら、それでもどこかで“何か”を待ち続ける少女を描いた、Mistoriaの楽曲「退屈少女」。
交差点、レシート、自販機、赤信号、片耳イヤホン。
ありふれた日常の景色が、少しだけ歪んで見える退屈な世界を、疾走感のあるロックサウンドと軽やかなGlitch感で描いています。
2010年代のボカロロックを思わせる言葉運びと、どこか不機嫌で、でも少しだけ明日を期待してしまう感情。
“退屈を呪いながら、それでも何かを待っている”――そんな矛盾ごと鳴らした一曲です。
アーティスト情報
Mistoria
幻想系AIロックバンド「Mistoria|ミストリア」 Vo&Gt ハル / Ba ノア / Dr ルカ / Key ウノ AIと人間の感情をテーマに、音楽 × 物語 × テクノロジーを融合させたオリジナル楽曲を制作。 ロックを軸に、エレクトロ、ポップ、Lo-fi、ヒップホップなどジャンルを横断したサウンドで、 物語性のある歌詞と幻想的な映像表現を届ける。 代表曲には「機内モード、まだ解除できない。」「OS、君。」「システムエラーに花束を」などがあり、 YouTubeやSNSでのMV展開を中心に、音楽とストーリーテリングの新しい形を探求している。 関連キーワード:AIバンド, ガールズバンド, ロックバンド, エモーショナルロック, 日本のインディーズバンド, オリジナルMV
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