

どうしても出てこない言葉が
喉の奥のほうで 棘みたいにひっかかっている
あなたが目の前にいるだけで 僕のすべてがおかしくなる
誤魔化すように咳ばかりして 声までかすれてゆくんだ
いつからだろう 胸のいちばん深い場所に
この重たい想いを 沈み込ませたまま過ごしてきた
あなたが笑うたびにせつなくなって
かつてあれほどときめいていた 笑顔の眩しさすら今は辛いよ
言わないほうがいいんだ、きっと
白状したところで ただの涙のオーバーフローに化けるだけ
時計とにらめっこする真夜中の大反省会
この負のスパイラルを 僕ひとりで抱きしめると決めたから
もう二度と逢えなくなるくらいなら
この本音を闇に葬ってでも あなたのそばにいたいから
何を言ってもしかたがないと 梅雨空を見上げて呟く
優しすぎるその笑顔に 僕は今日も甘え続けている
空気みたいに当たり前で、だけど何より特別で
そんなふたりの距離感が たまらなく愛おしくて苦しい
もしも一歩を踏み出してしまったら
この綺麗な青空が 一瞬で瓦解してしまうような予感がして
引き波が砂の城を 跡形もなく連れ去ってゆくように
僕の知らないあなたの影が 遠くをみつめている
いい加減な強がりの檻のなかで 息をひそめている
言わないでいいのよきっと 言ったってあなたも苦しむだけ
もう二度と逢えなくなるくらいなら 仮面を貼り付けたまま
触れられたくないウィークポイントを そっと隠して笑ってみせる
あなたの知らない僕を ここで作り出しながら
「愛してる」の5文字が 喉元までせり上がってきては
冷たいお茶と一緒に 胃の奥へ飲み干した
これでいいんだ、これでいいんだと 自分に言い聞かせて
もう二度と逢えなくなるくらいなら
この本音を闇に葬ってでも あなたのそばにいたいから
何を言ったって涙になるだけ しかたがないもの
いつの日かこの雨が上がって 本当の笑顔で逢えるその日まで
かすれた声で 「またね」とだけ告げる
あなたの後ろ姿が パステルカラーの街にとけてゆく
- 作詞者
Kine Lune
- 作曲者
Kine Lune
- プロデューサー
Kine Lune
- ボーカル
Kine Lune

Kine Lune の“涙は武器じゃない”を
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Kine Lune
アーティスト情報
Kine Lune
作詞、作曲を手掛けるアーティストプロデューサー ポップ&キャッチーなメロディー。言葉遊びで表現し、一聴しただけで思わず口ずさんでしまう歌で世代に圧倒的な支持を得ている。
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