いろいろめんどくさいな
適当に死んで楽になってしまいたいと
考える日常を積み重ねて
よく今日までたどり着いたね
外に出れば耳障りな雑踏
思いやる気持ちを持って過ごす日々の葛藤
君が必死に生きてきたこと僕は
なんとなくだけどわかっているよ
君が考えているように明日もあさっても
想像以上のことはおそらくなにも起こらない
変化のない毎日の繰り返しに対する
感情を言葉にするのは難しいけれど
これはそんな日常を積み重ねてきた君のうた
無数の選択肢をくぐり抜けては達成感も得られず溶けていく
時間に多少の焦りを感じながら
気晴らしに聞く偽物の音楽にせっつかれる
自分で自分だけの歌を歌いたいと思いながら
なにもできない水の中にいるようだ
本当はこんなふうになりたいだとか
こんな毎日を送りたいだとか
自分の生きてきた過去まで否定する前に
僕は君の君だけのうたを聞いてみたい
ちなみに僕が前に進むにはこんな歌が必要だ
どっかからの帰り道にある街頭の灯りが僕を照らしてくれる
人生のスポットライトで日の当たらない僕らは革命なんて起こせず
いつかなんとかしたいと秘めた思いを胸に
表に出すこともなく死んでいくのかもしれない
それでも僕も君も自分の日常をうたって生きていかなきゃ
つらくても、なにもなくても
そうしたらたった 1 人だけは褒めてくれるよ
そのときは生きててよかったと
今日までのくだらない、
つまらない、なにもない
いろいろな日々を愛せるだろう
- 作詞
澤田 健太郎
- 作曲
澤田 健太郎
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未完成VS新世界
未完成VS新世界、10年ぶり3枚目のフルアルバム。
新たな布陣で攻撃的なサウンドとポップなメロディに磨きをかけて、悩みも迷いも弱音もバンドサウンドと共に叩きつける新たな代表作の登場だ。
音楽という魔法に夢をみたかつての若者たちが四十路を前にして何を歌うのか、刮目せよ。
アーティスト情報
未完成VS新世界
2005年夏、札幌にて結成。Vo澤田健太郎が弾き語りで歌っていた曲の題名をそのままバンド名に用いた。 結成直後から札幌市内のライブハウスで毎週のようにライブを慣行。「楽曲が、何か良い」という事でそれなりに支持を集め始める。 2008年7月、拠点を東京に移す事を決意。住む家もバイトもろくに決まっていない状態で上京し活動を開始。 2009年春、アミューズソフトエンタテインメントから初音源『夕暮れ狩り』をリリース。 ROCK IN JAPAN FESTIVALやCOUNTDOWN JAPANといった大型ロックフェスにも出演。 翌2010年は新譜を作成中に事務所が音楽事業撤退。 なにも持たずにレコ発ツアーをする。 澤田は詐欺にあって財産を失い、住所不定無職を地で行く一年に。そして2011年には澤田が階段から滑り落ちて左手を負傷。その上、実家で療養中に全財産が入った財布を落とすという、お祓いを要するレベルの不運に相次いで遭遇。それでも、新譜リリース、ライブ活動など命からがら活動を継続。 その後、2014年も相変わらずツキには見放されて丸一年間一切ライブを行えない状況に陥り、いよいよ力尽きたため2015年2月に一時解散。 2017年に再結成するも、更なる不幸に見舞われ事実上の活動休止。 バンドは様々な紆余曲折を経て、世間もコロナ禍でしっちゃかめっちゃかで、何とかかんとか体制を立て直して2021年初夏からはサブスクリプションで音源を聴けるようになったり、新曲を出したり、ライブ活動を再開したり、2023年には10年ぶり3枚目のフルアルバムをリリース。新たなチャレンジに踏み出す感じの未完成VS新世界です。
未完成VS新世界の他のリリース
夕暮れ狩りレコード