歌詞

終えぬ勤めを今日も片づけて

小雨染み入る夜三つの刻

身銭絞りて、悪酒を引っ掻ける

「ごくり…ごくり…」と

割に合わないこんな巷間じゃ

独り生き抜くのにも一苦労

今の暮しは嫌いじゃないけれど

何となく未来が見えない

彼方此方僥倖ありゃせんか

麻酔じゃもう間に合わない

杞憂だと笑えども

明日は我が身か

さぁ今直ぐ楽にして

何もかも悪天候

働けども働けども

豊かになる気が微塵もないなぁ

抗えども抗えども

出口が見えない天手古舞舞

昨日の悔みと明日の憂いを

肴に闃と浅酌低唱

今は成る丈全てを忘れたい

こくりこくり

この性根は治癒しまいて

せめて身体が云うことを聞くまでは

揶揄を喰らいたい

「されど生きるは修羅の道」

さぁ今すぐ灰にして

何もかも悪戦苦闘

さぁ今更しらんぷり

齧るにはまだまだ早い

やっこらせやっこらせ

あっちの水は甘いぞ

よっとらせよっとらせ

あっちの水は辛いぞ

やっそらせやっそらせ

あっちの水は苦けれど

よっとらせよっとらせ

どうせ味なぞ解るまい

さぁ今すぐ楽にして

何もかも悪循環それでも

さぁ今更愛される

価値等ない解ってんじゃない

戦えども戦えども

彼奴との溝が埋まらぬみたいだ

生きれども生きれども

御釣がないならお先に帰るわ

「　それでは左様なら　」