歌詞

月のない　黒い闇夜に

舞い昇る　光の柱

華ひらく　その刹那に

空見上げる　君の横顔

透明な　君の瞳に

微かに映る　宵花火

鳴り響く　その華音と

高鳴る僕の　胸の音

ふたりで交わした約束は

何気ない　会話の途中で

好きを隠した　僕が君に

はじめて誘った　夏祭り

無理だと思っていた僕に

君は優しく　微笑んで

答えを恐れた　僕に君は

“一緒に行こう”と言ったんだ

月のない　黒い闇夜に

舞い昇る　光の柱

華ひらく　その刹那に

空見上げる　君の横顔

透明な　君の瞳に

微かに映る　宵花火

鳴り響く　その華音と

高鳴る僕の　胸の音

君と待ち合わせた駅で

通り過ぎゆく　恋人たち

僕の心は　臆病で

近づく時間が　怖くなる

張り裂けそうな僕の前に

浴衣姿の君が来て

優しく　そっと微笑んで

“楽しみだね”って言ったんだ

あぁ、僕の胸の奥底で

君への想いが　溢れ出す

あぁ、この気持ちはいつどこで

どうやって　伝えるんだろう

月のない　黒い闇夜に

舞い昇る　光の柱

華ひらく　その刹那に

空見上げる　君の横顔

透明な　君の瞳に

微かに映る　宵花火

鳴り響く　その華音と

高鳴る僕の　胸の音

僕は君にそっと　“好きだ”という

君は僕に微笑んで　そっと頷く

宵花火の灯りに　照らされながら