鈍行列車の窓から僕らはハレー彗星を見たのジャケット写真

歌詞

あなたの為に詩を綴っている

中山将

ベランダに座って見ている

この夜空の向こうには

愛しいあなたがちゃんと生きているんだね

ラジオから流れる綺麗なフォークソングは

宛てのない二人の距離を守っている気がした

会いたいよ

何度でもあなたに会いたいよ

いつか会えなくなっちゃう日まで

嫌になるくらいあなたに会いたい

いつもうまく言えなかった

あなたを思わない日は無かった

人間なんて馬鹿だからそれだけで生きていける

蒼い配達夫が長い国道をいつか走り終えたら

あなたのもとへ行くよ

会いたいよ

逃げないであなたと向き合いたい

感謝をしてもし切れないんだ

あなたがいなけりゃ僕は無かった

あなたが見ているその景色をいつの日か二人分かちあえたら

一人ぼっちで生きようなんて二度と思わないで

紙とペンで綴っているよ

目に見えないものを伝えたくて

いつも上手に表せないけど今夜はうまくできる気がする

会いたいよ

今だってあなたに会いたいよ

ベランダに座り夜空一面に縦書きの詩をあなたへ綴る

幸せとは喜びとは

本当はもう全部わかっていたんだ

それはただ

あなたが生きてくれていること

  • 作詞者

    中山将

  • 作曲者

    中山将

鈍行列車の窓から僕らはハレー彗星を見たのジャケット写真

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ストリーミング / ダウンロード

このアルバムは20代前半に作りました。
昔から音楽を作る上で、「ノスタルジー」というキーワードをとても大切にしています。
どこか現実離れしていて、夢の中にいるみたいな。
それでいて懐かしさを感じて、胸が暖かくなる。
そういう作品をいつも目指しています。
本アルバムはそれを形にすべく、創意工夫した作品です。
全楽曲の通底にその意思があります。

「小説家」「鈍行列車の窓から僕らはハレー彗星を見た」の2曲では 
アイリッシュバイオリニストの悠情さんにサウンドプロデュースをお願いしました。
ケルト音楽をモチーフにしたサウンドが楽曲の持つ「ノスタルジー」を丁寧に表現しています。
山小屋に住む老人、電車の窓から異世界を望む青年 
そんな楽曲の世界に住む主人公が音の中に見えてもらえたら嬉しいです。

「花火師の恋」「オーロラを見に行こう」「シルヴィアカフェ」は
絵描きとして活躍されている原田章夫さんに編曲いただきました。
3曲とも物語性の強い、絵本みたいな曲です。
曲の中に在る絵を
音楽へと見事に昇華してくださっています。

「料理」「映画館」「あなたのために詩を綴っている」「9月の河川敷」「神様の光」
などは 堀畑智裕という作曲家編曲家の友人と宅録で作りました。
当時の衝動的アイデアをたっぷり詰め込んでいます。 
電車に乗り込んで音をサンプリングしたり、ドラムの代わりに鍋やまな板を使ったり
音を楽しんでいます。

自慢のアルバム是非聴いてくださいませ。

アーティスト情報

  • 中山将

    1988年岐阜県岐阜市生まれ、ピアノの講師をしていた母と、フォークソング好きの父を親に持ち、音楽と共に育つ。高校からアコースティックギターでの弾き語りと作詞作曲を本格的に始める。 大学では日本文学を学び「詩」へ精通していく。 現在は妻、息子二人と暮らしながら。じっくりと演奏活動を実施している。 1stアルバム「鈍行列車の窓から僕らはハレー彗星を見た」 、2nd「生きる風景」(広沢タダシプロデュース)、3rd「TINYRECORD」と3枚のアルバムをリリース。 柔らかな歌声、メロディメイカーとしての妙技、シニカルなアコースティックギターの音色、繊細なポエトリーリーディング。「詩」へのこだわりを持った音楽表現。 唯一無二のジャパニーズシンガーソングライター。

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