Seven Recipesのジャケット写真

歌詞

幸せのあて

清水慎樹

理由もなく街へ

あてもないまま歩き続けて

見つけたバス停

ベンチに黙って腰掛けて膝を組んで

根拠もなくある空虚感

何を満たせばいいのか分からん

そんな俺の隣にいつからかいた

腰の曲がったおばあちゃん

時折俺を見つめながら

頭を下げて呟いてるから

俺も気になりながら

どうかしましたかと聞いたら

「私は長生きしちゃった」って

そんなのいいよ、俺には謝らなくて

ちっとも役者に向いてねえ

面目ねぇ、俺も大概めんどくせぇ

でもそうだな 俺だって

迷惑かけねぇうちに

逝きてえとか言う日もあるし

そんな風潮を吹聴するやつもいるから

ずばり とはうまく言えねーけど

そいつがだるい

“生きる”は罪ではないはずさ

つまり楽しみたいって言ってくれ

精一杯静かに伝えた ちゃんと

急に笑顔になるおばーちゃんも

「孫に会いに行く予定ができた」

「元気でいなきゃっ」って言いながら

バスに乗り込んで

「あなたも元気でね!」って手を振ってる

俺は「まだ死なない」って

拳を突き出しながら飛び起きた

ささやかな希望は案外すぐ うまれる

問い直すたび溜息はすぐ こぼれる

揺れても漕げなくなると止まる

ブランコのように心はすぐきしむ

脆いときには 手を差しのべる

待つばかりじゃなく手を伸ばす

悲しませたいわけじゃないから

分かってる、待ってる、俺がいる

人が…

人が脆いときには 手を差しのべる

待つばかりじゃなく手を伸ばす

悲しませたいわけじゃないから

分かってる、待ってる、人は生きる

  • 作詞者

    清水慎樹

  • 作曲者

    清水慎樹

  • プロデューサー

    清水慎樹

  • プログラミング

    清水慎樹

Seven Recipesのジャケット写真

清水慎樹 の“幸せのあて”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

音楽のジャンルも詩の世界感もバラバラです。
おそらく歌を聞くと思う事があります。
しかし、このアルバムで伝えたかったことは
『「終えてしまった価値観」では世界が救われないのでは?』という事です。
「すでに人生を決めてしまってはいないだろうか?」という自問でもあります。
「私にはこう思えた」と同時に「人はどう感じただろう?」と思う事がコミュニケーションであり、誰もがあきらめがちな価値観の広げ方ではないのだろうか?と世代差を考えた前作で私は感じました。
新しい扉を開くことだけが生きるという意味ではないけれど
楽しみたいと感じて生きていく素晴らしさを私は提唱したいです。

…と、そんなことを押しつけるつもりはなく
これが米騒動で揺れる日本の私の歌です。

是非詩を聴いてみて下さい。

アーティスト情報

  • 清水慎樹

    喉にポリープが出来て以降、歌い続けられない身体になってしまいましたが、自己満足の為の趣味として続けてきたジャンルにとらわれない音楽が配信できる時代になったので、少しでも世界と繋がることを祈って続けていきたいと思ってます。 歌ってくれる方や使ってくれる方を随時お待ちしております。

    アーティストページへ


    清水慎樹の他のリリース

RWC

"