

黒い服がね、太陽の熱を閉じ込めてる
数式は美しかった、真空を駆けるキミの残像さ
記号的に表したいと
髪は風に靡くのさ、固めてさえいなければね
流動性を持たせなければ!
「赤いの頂戴、切れない丈夫なやつを!」
「小指と世界を繋いであなたを探しに行くよ」
さぁ、アルタイル、今こそベガを見つけられたかい?
スターダスト、行く手を阻む
赤い糸の行方と、因果的な世界で
ニヒリズムに溺れそうだね
真昼の夢にベガの余韻を含んで、
暗澹たる視界に魔を刺すかのように
真空に映えるおとぎ話
白昼夢、洗濯物の匂いがして
渦を思い描いた、流れの中のような
光線、寝る間も惜しむんだ
風と音では伝えられない...そんな空間さ
「あなたが1番光って見えるんだよ、見えるから哀しいんだよ」
7が揃う、まるで素数みたいな日に
赤い糸は切れてないよ
「あなたを迎えに行こう」
さぁ、アルタイル、今こそベガを見つけられたかい?
スターダスト、行手を阻む
赤い糸で手繰り寄せられないから
アルタイル、キミだけが会いに行けるんだよ
光が見えるんだろう?
たとえ彗星に邪魔されても、ベガはただそこで待っているんだから
世界がここだけのよう
赤い糸の行方なんてもう良いのさ
キミにはベガしか見えてない!
明日じゃだめなんだ、今日じゃなければ!
素数で噛み合うこの日でなければ!
あまりにも光線的
- 作詞者
yato
- 作曲者
yato
- プロデューサー
yato
- ギター
yato
- シンセサイザー
yato
- ボーカル
yato

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EP『Uloy』は、日常の隙間に現れる感情の残響を描いた全5曲構成の作品。
終わったはずの何かが胸に残る瞬間、季節の境界に立ち止まる時間、過ぎ去ったものへの静かなまなざし。
そうした心の機微を、歌とインストゥルメンタルを織り交ぜて表現している。
ジャンルにとらわれず、ロック、エレクトロ、ポストクラシカル的要素を内包しながら、一貫して「余韻」をテーマに構成された本作は、騒がしさの中で静けさを求めるすべての人に捧げる、小さな夜の記録である。
アーティスト情報
yato
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