どこか
遠くのほうで 音が鳴った
笛の 鉦の 太鼓の 音が
何を為すべきかは
からだが憶えている
「祭のあとの過ごし方を、僕は知らない」
この地にタナトス 降り
向かう 遥か西へ
人でなしと 屠った獲物
サラバ
死に繋がれた こころを剥いで
浮き立つえにしを
たたかわせるだけ
はじめに
EXCÈS(過剰) ありき
生まれ ながらにして
ヒトの皮を かぶった獣
ならば
生き永らえた その空間で
内なる翼を
羽ばたかせるだけ
祭 静寂に壊す
歌う KOTOBAを
語る 旋律を
手のなるほうは光と
気づけば
私は 私たちに 育って
一つのくがたちに円を為す
だから 軽薄を踊る
謳う 言葉を
騙る 戦慄を
手のなるほうは真っ暗
気づけば
私は 私たちを 終わって
数多の絵姿は点となる
星の降る夜に
約束の街で
再会を果たした
はぐれもの
いつだって
乾杯の合図は
「イッツ・ア・ビューティフルデイ」
僕が狼少年で
君がレディ・ジェーン
君の待つ朝に
微睡の縁で
曖昧に交わした
約束を
いつだって
餞別の最後は
「ラ・ヴィ・ボエーム」
新月を飛ぶ子羊
私はいつ私に 私と帰れる
「時は逆走しうる」
詩人の ことばが聴こえる
これは
あなたと私の物語
「さらってけ、風亅
聴き飽きた声で飛び発つ
今も
彼方の轍をともがらに
さあ友よ
偉大なる冒険に旅立とう
火照るこの頬をただ
横殴る経験にありがとう
凍てつかせてみせよう
死に至る罪ごと
誰(た)が心 ここにまだ
支配する頂点に神は問う
祭 静寂に壊す
歌う KOTOBAを
語る 旋律を
手のなるほうは光と
気づけば
私は 私たちに 育って
一つのくがたちに円を為す
だから 軽薄を踊る
謳う 言葉を
騙る 戦慄を
手のなるほうは真っ暗
気づけば
私は 私たちを 終わって
数多の絵姿は点となる
- 作詞
三木悠莉, クノタカヒロ
- 作曲
primitronics
三木悠莉 の“祭 (feat. クノタカヒロ)”を
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- 1
Intro
三木悠莉
- 2
KOTOBA
三木悠莉
- ⚫︎
祭 (feat. クノタカヒロ)
三木悠莉
- 4
t.o.k.y.o.s.h.i.n.j.u.k.u
三木悠莉
- 5
亡霊 (feat. 遠藤ヒツジ)
三木悠莉
- 6
はるのひのクリーム
三木悠莉
- 7
Q
三木悠莉
- 8
quest
三木悠莉
- 9
私が祈るとき不思議に世界は曲がる緑の
三木悠莉
- 10
メルヘン
三木悠莉
ジャパニーズポエトリーリーディング/スラムシーンを牽引する
トップフィメールスラマー三木悠莉、キャリア10年にして
10年ぶりの2nd フルアルバム。
ビートメイクには名古屋の雄primitronicsを核とし、線描、MOKVA SOUNDSを起用、東西シーンを代表し活躍する詩人、クノタカヒロ、遠藤ヒツジもfeat.参加。
日本人スラマー初のヨーロッパツアーを終え、ラテンアメリカツアーも控えた今、彼女のコトバは何を伝えるか。
これぞジャパニーズポエトリーリーディングのニューマスターピース。
スラム道、女一代、ここにあり。
アーティスト情報
三木悠莉
ポエトリーリーディング、スポークンワードのパフォーマンスを競い合う大会=ポエトリースラムにおいて、全日本大会を2連覇(2017、18)、現在最もワールドワイドに活躍するアジア、日本のポエトリーリーディング/スラムアーティスト。 日本史上最大規模となったポエトリーフェスティバル「ウエノ・ポエトリカン・ジャム5、6」、現在のポエトリースラム日本選手権大会「KOTOBA Slam Japan」」を主催、伝説的なNYのポエトリーカフェ「Nuyorican Poets Cafe」とアジアで初めて協業を成功させるなど、オーガナイザーとしてもジャパニーズシーンの第一線に立つ。 2022年からは、40ヶ国が参加するポエトリースラム世界大会機構「World Poetry Slam Organization」においてVice President For Asia (副会長:アジア担当) にも就任。 2023年春にはヨーロッパ7ヶ国にてパフォーマンスツアーを成功させ、同年秋にはラテンアメリカツアーも控える、ジャパニーズスポークンワードと世界を繋ぎ、最先端を届け続ける注目アーティスト。
クノタカヒロ
KOTOBA Slam Japan