歌詞

忘れもしない5月3日　時計が止まり焦がすフィルター

電話の声聞きながら　うなずく経験のない異様な時間

「え？　兄貴が行方不明？」って変な汗流れて震える手

相手の話し方俺が匿ってるって疑いが声に微かに出る

そんな気持ちわかるけどホントに知らねぇ電話の向こうで呼吸も

乱れ　心当たりすらない　また連絡すると電話切られ

まぁ　確かに　2日前に　今後の予定話してただけに

急な展開に落ち着くわけなく車に乗りエンジンを掛ける

残された者の悲しみ　そんなに急いで何かを探しに

答えのない永遠の旅路に　立つ兄貴　寂しくねぇか？

血の繋がりよりも深い　交わした盃　俺ら兄弟

どっかにいると信じてる　未だに街で姿探してる

散々探し回った　簡単なわけなかった

手掛かりもなく一人帰宅　非力さ悔いて仰ぐ碧落

一人で関東支部に行ってから両端を持すよう変だった

何だか揉めたらしい　仲間内の話題はそればかり

ほとぼり冷めれば戻るだろう　深く掘り下げれば戻り辛くなる

信じて待とう焦ることなく　そう思った7月の末

着信ありと知らぬ番号　掛け直すと相手は警察署

全てを悟った瞬間崩れる目の前のレイアウト

残された者の悲しみ　そんなに急いで何かを探しに

答えのない永遠の旅路に　立つ兄貴　寂しくねぇか？

血の繋がりよりも深い　交わした盃　俺ら兄弟

どっかにいると信じてる　未だに街で姿探してる

もう12年も経ったか　場所も知らねぇわ眠ってる墓

最後に見たアンタは飾られた狭く小さい箱になった

あんなにデカかった広い背中　簡単に逝く男じゃねぇだろ

あの世へ渡るための通り手形持つのは早すぎるつまんねぇだろ

残された者の悲しみ　そんなに急いで何かを探しに

答えのない永遠の旅路に　立つ兄貴　寂しくねぇか？

血の繋がりよりも深い　交わした盃　俺ら兄弟

どっかにいると信じてる　未だに街で姿探してる