Lyric

鍋に具材を敷き詰めて 少しでも肥えます様に

残り汁まで飲み干して 今日も稽古に励みます

虚弱質なこの体に ありったけのエネルギーを

蓄えて肉の鎧を この身に纏いたいんです

ちゃんこガツガツ食べまして

張り手も毎日欠かせません

間食バリバリ採りまして

朝から晩まで土塗れ

大体寝る時以外にはマワシ外す事はありませんよ

人より誰より何倍も頑張るんです、強くなるんです

勇ましく四股を踏み付け奮う「ぶちかまし」

激痛が走る 仕掛けた方の俺の腕が折れていた

ああぁ、これでやっと…これでやっと俺も横綱でごわす

里の母ちゃんにたくさんの米だらわらを持っていけるでごわす

相手の虚付き活路開く 平手叩くは「猫だまし」

相手の土俵際に弾く 張り手の壁は「突き倒し」

相手のマワシ引き足掛け 投げ飛ばすのは「俵投げ」

相手の感謝と慈しみ 忘れぬ気持ち「ごっちゃんです」

薄弱な俺の結末 担架で揺れている

盲目のフリをしていた うわ言の夢

仏様 もし居るのなら最後のお願いだ

生きたまま俺を焼いてくれ 灰に成り空を舞いたい